ぶらり神戸・冬物語
三宮からメリケンパークを散策、クルージングで1000万ドルの夜景を満喫。
慶応3年(1867年)の神戸開港以来、横浜とともに近代日本の窓口として発展を遂げた港湾都市・神戸。現在の三宮〜元町から神戸港にかけては、いろんな街の表情を見せてくれます。
市役所本庁舎の展望ロビーからは、
六甲アイランドなどが見渡せます。

神戸は、海と山にはさまれた土地にありながら、いくつもの顔がみられるのが特長です。北野の異人館街とは異なった神戸のエキゾチックな面に触れることができる三宮〜元町から神戸港。三宮そごう本館前の広場にある、からくり時計を見上げると、世界の人形が可愛らしい踊りを繰り広げて、時を刻んでいます。
市役所の北側の広場には花絵で文字盤を飾った花時計があります。ぜひここまで来たら、30階建ての市役所本庁舎に立ち寄りましょう。24階にある「展望ロビー」(無料)からは、眼下に神戸の街やメリケンパーク、六甲アイランドなどが見渡せます。
旧居留地と南京町、対照的な雰囲気が楽しい
市役所の南側にある東遊園地の南寄りには、居留地時代の赤いレンガ造りの風格あるレストランがあり、ここから以西の地域が旧居留地です。その当時、外国人居留地として開発され、下水道やガス灯が整備された約26.6ha、126区画の街に外国人の商館が軒をつらねていましたが、震災で倒壊。旧15番館(重文)が唯一の遺構となりました。重厚な石造りの「神戸市立博物館」や「商船三井ビル」があり、建物を装飾した浮彫が印象的です。この辺りは、道沿いにレトロなビルが並んでいて、散策やショッピングに最適です。
さらに足を延ばせば、5年前に復興された長安門が南京町へと迎え入れてくれます。派手な看板の中国料理店や物産展が軒を連ね、どの店からも食欲をそそる美味しそうな匂いが漂ってきます。
メリケン波止場と中突堤の間を埋め立てて昭和62年に完成したのが「メリケンパーク」。広さ約15万m2もあり、青い海と潮風が気持ちよいのです。
ここでひときわ目立つのが白いスペースフレームの「神戸海洋博物館」。船の変遷や海の素晴らしさが体験できます。博物館から歩道橋を渡ると108mの高さから360度見渡せる「神戸ポートタワー」があり、港町神戸の景色を十分に堪能できます。
大切な人と神戸港クルージング、美しい景色とフランス料理を堪能
中突堤旅客ターミナルからは、神戸港クルージングを楽しみましょう。「ルミナス神戸2」はアールデコ調の豪華な内装を誇るレストランシップ。船内には3つのレストランがあり、上質な時空間の中で、シェフ自慢の地中海風フランス料理をメインに世界各地から取り寄せた旬の食材を使ったお料理が楽しめます。
クルージングは中突堤旅客ターミナル発着で、デイタイムは視界からひろがる海原、明石海峡大橋の雄大で迫力のクルージング。イブニングタイムは、神戸の1000万ドルの夜景と、明石海峡大橋のライトアップを真下に眺めるスターライトクルージング。気品ある内装の船内でくつろぐ贅沢なクルージングはゴージャスな気分が味わえ、思い出深いひとときになることでしょう。