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大規模修繕工事レポート


 「エステムコート学園前ラフィーネ」は平成12年3月に完成し、今年で12年目を迎えます。10〜12年を目安として、マンションの建物全体の機能や劣化状態を判断して修繕する「大規模修繕工事」が行われるのが通例となっています。
その大規模修繕工事が3月1日より4ヶ月の予定で始まりました。月に1回「修繕委員会」が開催されているということで、お邪魔してきました。


 修繕委員会が行われるマンション1階の集会室に入ってホワイトボードを見てみるとびっくり! 「第23回修繕委員会」と書いてあります。…23回って! 23回も会議が重ねられてる委員会ってどのようなものなんでしょう。

 この修繕委員会は委員長の井上正司さんを筆頭に6人の委員さんからなる組織です。ここに理事会も加わり、大規模修繕にまつわる様々なことを決めていくのです。委員会はあくまでも理事会の諮問機関であることから、最終決議は理事会ということを徹底したそうです。「まず、修繕委員会細則を作り総会で承認を得、修繕委員を募集しました。委員会が立ち上がると、大規模工事の必要性、段取り、工事項目などのレクチャーを外部のコンサルタントより受けました。設計、管理のコンサルタント、施工業者などはすべて公募する形を取り公平かつ透明性を心がけました。1億円近い積立金を使うのですから、慎重に事を運びました」と井上委員長。このようにして、今回の工事の設計管理は株式会社MTK、施工に高分子株式会社に決定しました。23回も会議をする意味がわかりました。

 今回の委員会では、工事の進捗状況の説明、報告事項の説明がなされました。

 この後、理事会へと理事会へと続きます。ここでも活発な意見の交換が見られます。みなさん本当に真剣で、一生懸命にこのマンションのことを考えているんだなと感じました。
「マンションといっても大きな長屋なんだから、みんなが協力し合って助け合わなければ」という発言があり、皆の気持ちを表しているなと、とても印象的でした。
「とにかくこの工事が安全に…、そして皆が住みやすいように…、事故のないように終わってほしいです。今回の修繕が終わっても、今後の長期修繕計画をきっちりと見直しをして次の大規模修繕に備えるという仕事があるんです」と坂下理事長。
井上委員長も「坂下理事長と思いは全く同じで、安全に終わる事を願います。工事の終わりに皆さんの慰労も兼ねて打ち上げ会のようなことができればいいなと思っています」とおっしゃっていました。工事が始まっても、まだまだ修繕委員会は回数を重ねそうですね。

 安全を願って無事に工事が終わる事をお祈りいたします。